【第8回】ねっとりさつまいもを科学的に調理する?
こんにちは✨😃❗️
親子で楽しめる食育ブログ第8回目です。
よろしくお願いします😀
第8回目のテーマは最近のブームになっているさつまいもに関する内容です。そのテーマは…
ねっとりさつまいもはどのようにできるのか?
皆様は蜜でねっとりした焼き芋を召し上がったことはあるでしょうか?
上の写真のように通常のさつまいもからは想像できないねっとり食感と蜜のような甘さに驚かされます✨
なぜ、このようなさつまいもを調理することができるのでしょうか?
食べることが大好きな研究職の私が
「食」と「科学」
の視点から解説します!
解説
その秘密は加熱方法と使用するさつまいもにあります。
さつまいもにはデンプンを糖に変えるβアミラーゼが含まれます。
このβアミラーゼは70度付近で活発に働く性質を持ちます😃
お店ではねっとりさつまいもを調理する際、石焼きが使われることが多いです。
石焼きではさつまいもをβアミラーゼの活性温度に保つことができるため、デンプンを糖に変換し、ねっとりさせることができます。
さつまいもは糖やデンプンが多い品種が好ましく、例としてデンプンが多い安納芋は蜜が皮から吹き出てきます。
ただし、調理方法を間違えると、甘い焼き芋をつくれないため、注意が必要です😞💦
簡単にねっとりさつまいもを調理するには…
ねっとりさつまいもはご家庭で調理するには一工夫がいります。
そのため、加熱方法として短時間の電子レンジ加熱(600w,1.5分程度)をおすすめします。
炊飯器や低温調理などもできますが、個人的にはこの方法がもっとも簡単だと思います😃
また、可能であればクイックスイートと呼ばれるさつまいもをお使いください。
このさつまいもはβアミラーゼの活性温度が60度程度と低温のため、簡単にねっとりさつまいもが調理できます。
ねっとりさつまいも科学的に考えると面白いですね…😃
このように、食の観点と科学の観点より
食育に役立つ内容を解説していきます。
次回もお楽しみに~